顔の脂肪吸引とは

顔の脂肪吸引とは、カニューレという細い管を用いて顔から脂肪を吸い出し、フェイスラインを整える美容医療の施術です。

頬や顎下の脂肪をダイレクトに吸引するため、小顔効果が非常に高く感じられ、細やかなデザインに仕上げることができます。

痩身治療の多くは複数回の施術が必要ですが、顔の脂肪吸引は1回で完了できることがほとんどです。

一度減った脂肪は新たに増えることはなく、よほどのことがない限りはリバウンドの心配もありません。

ダウンタイムが起こる理由と経過

顔の脂肪吸引では、ダウンタイムの症状が落ち着くまで1ヵ月程度かかりますが、時間の経過とともに少しずつ目立たなくなっていきます。

痛みや腫れは施術後すぐに見られ、少し遅れてむくみや内出血などの症状が生じることが多いです。

顔の脂肪吸引では耳の裏など目立ちにくい所を数ミリだけ切開し、カニューレ（細い管）を通して皮下脂肪を吸い出します。

カニューレを出し入れするときの刺激や吸引で皮下組織が傷つき、炎症を起こして腫れや内出血などが生じます。

脂肪を取り除いてできた空洞では、炎症によって分泌されたリンパ液が溜まってむくみを起こします。

たいていの症状は施術後2～3週間で落ち着きますが、そのあと拘縮（こうしゅく）が起こります。

1ヶ月程度で症状のほとんどは気にならなくなり、ダウンタイムは終わりますが、拘縮が回復するまでは2～3か月程度かかるでしょう。

組織のダメージが完全に回復して、スッキリとしたフェイスラインが完成するまでは最終的に3～6ヶ月かかります

顔の脂肪吸引で生じるダウンタイムの症状

顔の脂肪吸引によって肌の内側にダメージが加わると、さまざまな症状が起こります。

代表的なダウンタイムの症状をひとつずつ見ていきましょう。

痛み

脂肪吸引後は、傷口だけでなく吸引した範囲全体に痛みが生じ、術後2～3日程度がピークです。

筋肉痛のような鈍い痛みがありますが、日常生活への支障はほとんどありません。痛み止めを内服すれば痛みを和らげられます。

腫れ

脂肪吸引後の腫れは、施術直後から翌日にピークがきます。吸引する範囲は小さいため、それほど強い腫れは生じにくいでしょう。

個人差はありますが、たいてい2週間程度かけて自然に落ち着いていきます。

むくみ

むくみは腫れと似ていますが、発生する時期や原因が異なります。

腫れが引いてくると、脂肪を吸引したあとにスペースができて体内の水分が集まり、むくみが生じます。

2～3日程度でピークを迎えたあとは1週間程度かけて徐々に引いていきます。麻酔の量が多いとむくみやすくなります。

内出血

顔の脂肪吸引でも内出血を起こすことがありますが、吸引する範囲が小さいこともあり広範囲に及ぶことはほとんどなく、メイクで隠せる程度です。

青みがかった色が少しずつ薄くなっていき、通常は2週間程度で消えていきます。

拘縮（こうしゅく）

脂肪吸引をした範囲では、脂肪がなくなったスペースをなくすために組織同士がくっついていく拘縮が起こります。

拘縮が起こると皮膚が硬くなって表面がデコボコすることがありますが、2〜3ヶ月ほどかけて自然に元の状態に戻ります。

ダウンタイム中の経過に合わせたケアが大切

ダウンタイムの症状は時間の経過とともに自然に消失していきます。顔は吸引範囲が狭いこともあり、

それほど長いダウンタイムは生じませんが、ダウンタイム中の過ごし方によっては症状が強く出たり長引いたりすることもあります。

経過に合わせたケアで、症状を軽減させるように努めましょう。

術後2～3日は安静・冷やす

炎症が強いと腫れや痛みが強く出やすいため、熱っぽい部位を冷やしながら2～3日は安静にして過ごしましょう。

飲酒やスポーツなどは症状を悪化させる可能性があります。むくんでいるわけではないので、顔のマッサージも控えましょう。

圧迫固定は1週間程度

施術後からフェイスバンドや弾力包帯などで圧迫固定をして過ごすことで、腫れやむくみを軽減するとともに理想的な仕上がりに近づけることができます。

1週間程度続けるクリニックが多いですが、医師の指示通りに続けましょう。顔は目につきやすい部分なので、仕事を休む必要があるかもしれません。

4週間目からはマッサージ

術後4週間頃を目安に、顔のマッサージをしてむくみや拘縮をケアします。

拘縮が消失するまで、長いと6ヶ月程度かかることもありますが、入浴や運動で体を温めつつ顔のマッサージを行うことで順調に皮膚が引きしまっていくでしょう。

顔の脂肪吸引のダウンタイムでお悩みならアポロンクリニックへ

ダウンタイム中は腫れやむくみで見た目に不安を感じるかもしれませんが、経過に合ったケアを行うことでダウンタイムを短くできます。

ケアを続けるのが難しい方は、特殊なカニューレを用いた脂肪除去術がおすすめです。

Apollon Clinic （アポロンクリニック）の顔の脂肪吸引は、ダウンタイムが短いと多くの患者様からご好評いただいております。

とくに、特注の細いカニューレを用いたアポロン式小顔脂肪吸引なら、施術直後でもメイクができ、圧迫固定をせずに過ごせます。

むくみが小さくダウンタイムを軽く抑えられることで、日常へのストレスも少ないはずです。

顔の脂肪吸引のダウンタイムに関するお悩みや、宇都宮で美容外科・美容皮膚科をお探しならアポロンクリニックへ。

記事監修 アポロンクリニック院長 和田真梨子