目の下のたるみを取る方法は?原因と改善方法は?
目の下のたるみは、年齢とともに気になる部分の一つです。たるみの原因を理解し、
セルフケアや美容皮膚科での治療方法を取り入れることで、若々しい印象の目元を取り戻すことが可能です。
今回は、目元のたるみの原因、セルフケア方法について詳しく解説します。
1. 目の下のたるみの原因
目の下のたるみは、以下のような要因が重なり合って引き起こされます。
(1)皮膚の老化
加齢により、肌のハリを保つコラーゲンやエラスチンが減少し、皮膚が弾力を失います。
このため、目元が下がりやすくなり、たるみが目立つようになります。
(2)脂肪の減少や移動
目元の脂肪は、年齢とともに減少したり、移動したりすることがあります。
脂肪が減るとくぼみができ、影ができることで目の下がたるんだように見えることもあります。
また、眼窩脂肪が下がって前に突出することで、目の下の膨らみ(=陰クマ)として目立ってくることもあります。
(3)筋肉の衰え
目元を支える筋肉も年齢とともに衰えていきます。
特に目の周りの筋肉は表情筋(=眼輪筋)で構成されており、頻繁な動きによって疲れがたまりやすく、たるみやすい部分です。
眼輪筋が衰えてくると、眼窩脂肪がより突出しやすくなるためクマが目立つようになります。
2. 目の下のたるみ改善のセルフケア方法
セルフケアを行うことで、目元のたるみを予防し、改善することができます。
以下に、簡単に取り入れやすい方法を紹介します。
(1)アイクリームの使用
コラーゲンやヒアルロン酸、ビタミンC誘導体などが含まれるアイクリームを使用することで、目元に潤いとハリを与えることができます。
朝晩のスキンケアに取り入れ、優しく塗りましょう。
マッサージしすぎたり皮膚を擦りすぎると、逆に皮膚弛みや色素沈着(=茶クマ)の原因となるため、
クリームを塗る際は皮膚を擦らないよう気をつけましょう。
(2)目元マッサージ
血行を促進し、むくみや疲れを軽減するために、目元マッサージをするのも効果的です。
目頭から目尻に向かって、目周りの骨(眼窩)に沿って指の腹で軽くリンパを押し流すようにマッサージすると、
血行が良くなり疲れ目の予防につながります。ただし、やり過ぎると逆効果なので、やさしく行うことがポイントです。
(3)顔ヨガ・表情筋トレーニング
表情筋を鍛えることで、筋肉の衰えを防ぐことができます。
「目を見開いて5秒キープ」「ウインクを交互に5回繰り返す」といった簡単なエクササイズを毎日行うと、
目元の筋肉が鍛えられ、たるみ予防になります。
(4)目元を擦らない
目を擦ることで、瞼が伸びてしまう危険性があります。
クレンジング時など、メイクをしっかり落とそうと擦ってしまいがちですが、
コットンでしっかり馴染ませた後に優しく拭き取るなどして擦らないよう気をつけましょう。
(5)眼精疲労の予防
パソコン作業やスマートフォンの見過ぎによる眼精疲労を放置することで、
目の下のたるみの原因になる眼輪筋の筋力低下を引き起こします。
パソコンやスマートフォンを使用する場合は定期的に休憩を取りましょう。
また、目元を温めて血流を良くしたり、目薬をさしてドライアイの対策をするなどのケアをして眼精疲労を予防しましょう。
(6)紫外線対策
紫外線によって皮膚のコラーゲンが減ると目の下のたるみの原因になります。
目の下の老化予防のためにも紫外線対策は重要です。
3. アポロンクリニックで行う美容皮膚科のたるみ治療
セルフケアでの改善が難しい場合、専門的な美容皮膚科での治療も選択肢となります。
宇都宮の「アポロンクリニック」では、女性医師が丁寧なカウンセリングを行い、患者一人ひとりに合わせた施術を提案しています。
(1)ヒアルロン酸注入
ヒアルロン酸を目の下に注入することで、たるんだ部分を持ち上げ、ふっくらとした印象を作り出します。
効果は即効性があり、持続期間は約半年から1年とされています。
ただし、適応のある人が限られており、技術的にも難易度が高いので、ヒアルロン酸だからと言って気軽に行うべきではありません。
実績のあるドクターで、しっかりカウンセリングで適応を確認した上で施術を受けましょう。
(2)スネコス注射
スネコス注射は、非架橋のヒアルロン酸と6種類のアミノ酸を配合した製剤を真皮層に注入することで、
コラーゲン・エラスチンの合成を同時に促進し、肌の弾力やハリを回復させていく治療です。
注入することでハリや弾力がよみがえり、目の下のたるみを改善できます。
(3)経結膜脱脂術
経結膜脱脂術は、目の下のふくらみやたるみを取り除く、スタンダードな方法です。
下瞼を引っ張った際に見える結膜を切開し、ふくらみやたるみの原因となる眼窩脂肪を取り除きます。
瞼の裏を切開するので、表から傷は見えません。非常にバレにくく、ダウンタイムが短い術式です。
下眼瞼脱脂だけでは凹みが残る場合は、脂肪注入も一緒に施術した方が良い場合もあります。
(4)脂肪注入法(コンデンスリッチ・ナノリッチ)
脂肪注入は目の下に脂肪の膨らみがなく、凹んだ状態のクマの人に適した治療方法であり、
目の下に直接脂肪を注入してボリュームをもたせることでクマを改善します。
またクマ治療による脱脂施術をした後、目の下のくぼみが目立つ場合や脂肪注入をした方が自然な仕上がりになる場合にも行います。
注入する脂肪は施術を受けるご本人様の脂肪を用いるため、身体に合わずアレルギーを引き起こすという心配はありません。
脂肪を採取する部位は太ももで、注射器のような医療機器で採取します。
(5)アイバックリムーブ
アイバックリムーブ法は、目の下の余剰皮膚切除&眼窩脂肪除去を行い目袋と皮膚のたるみを改善する方法です。
下瞼を支える力が弱い人には、眼輪筋の引き上げ固定や、緩んだ下瞼の短縮手術などが必要です。
膨らみの除去と同時に、余分な皮膚も切除することができるので、
目の下のシワが気になる方・皮膚の余りが多い方におすすめの施術です。
(6)裏ハムラ
裏ハムラ法は下瞼のまつ毛の下の皮膚を切開し、眼窩脂肪を目の下のくぼみに移動させる施術法です。
目立ちづらい下瞼のまつ毛の際から皮膚を切開し、膨らんでいる部分からくぼんでいる部分に眼窩脂肪を移動させることで、
膨らみと溝を同時にフラットにすることができるため、眼窩脂肪を切り離すことなくクマを改善することができます。
皮膚表面を切らないので傷跡が残らず、また下眼瞼外反等の合併症のリスクが低く、涙袋がなくなることもありません。
(7)切開ハムラ
切開ハムラ法は下瞼のまつ毛の下の皮膚を切開し、眼窩脂肪を目の下のくぼみに移動させる施術法です。
目立ちづらい下瞼のまつ毛の際から皮膚を切開し、膨らんでいる部分からくぼんでいる部分に眼窩脂肪を移動させることで、
膨らみと溝を同時にフラットにすることができるため、眼窩脂肪を切り離すことなくクマを改善することができます。
同時に余分な皮膚も切除することができるので、膨らみが大きい方・皮膚の余りが気になる方におすすめの施術です。
まとめ
目の下のたるみを改善するためには、セルフケアと専門的な治療を組み合わせるのが効果的です。
セルフケアとしては、アイクリームの使用や紫外線対策がポイントです。また、生活習慣を見直すことで、肌の健康を保つことも大切です。
宇都宮の「アポロンクリニック」では、ベテラン女医による親身なカウンセリングと最新の美容医療が提供されています。
ヒアルロン酸注入、肌育注射、外科的治療など、豊富な選択肢の中から、自分に最適な治療法を見つけることで、
若々しい目元を取り戻しましょう。
記事監修 アポロンクリニック院長 和田真梨子