ヒアルロン酸注射のダウンタイムはどのくらい?症状や部位別の経過も解説
手軽さと即効性を兼ね備えたヒアルロン酸注射は、今や美容に欠かせないスタンダードな施術です。
しかし、ひとくくりにヒアルロン酸注射といっても、施術する部位によって経過やダウンタイムはさまざまです。
この記事では、顔のヒアルロン注射に関するダウンタイムの症状や、部位別の経過を紹介します。
顔のヒアルロン酸注射に興味のある方だけでなく、どのパーツにヒアルロン酸を注射しようか迷っている方にも役立つ情報です。
ヒアルロン酸注射のダウンタイム中に起こる症状
注入するヒアルロン酸は人工のヒアルロン酸なので、元々ヒトの体内にあるものとは多少異なりますが、
アレルギー反応など重い副作用が起こりにくい製剤です。もし副作用が起きても症状が軽く、ダウンタイムも短いのが特徴ですが、
ヒアルロン酸注射で生じる可能性が高い4つの症状を紹介します。
赤み
ヒアルロン酸を注入した刺激で炎症が起こるため、注射直後から数日間にかけてメイクで隠せる程度の軽い赤みがあらわれることがあります。
赤みはよく生じる症状のひとつで、放っていても自然におさまることがほとんどです。長くても2~3日程度で消失します。
痛み
ヒアルロン酸そのものに麻酔成分が配合されており、注入時の痛みを和らげてくれますが、麻酔が切れてくると鈍い痛みを感じることがあります。痛みはそれほど強いものではなく、2~3日かけて少しずつ引いていくでしょう。針を刺す痛みはその時だけで、施術後何日も痛みが続くことはまずありません。
腫れ・むくみ
腫れやむくみは、皮膚が薄い部位への施術で生じやすいです。
施術直後は炎症による腫れが生じ、2日目にピークを迎えたあと、むくみがあらわれます。
むくみは、注入したヒアルロン酸が水分を吸収して膨張することで生じますが、落ち着くまでの期間は1週間程度です。
ヒアルロン酸の注入量が多ければ多いほど、むくみも強く長引きやすくなります。
内出血
内出血は、針を刺した際に毛細血管を傷つけてしまった場合に生じます。
肌が青紫色に変色してしまうため、顔にできると目立ってしまいますが、10日程度で気にならない程度に薄くなるはずです。
メイクやマスクなどで隠しながら、自然に消えていくのを待ちます。
【部位別】ヒアルロン酸注射の特徴とダウンタイム
顔という狭い範囲でも、ヒアルロン酸注射をする部位によってダウンタイムの症状や経過が異なります。
美容クリニックで行っている顔のヒアルロン酸注射の部位ごとに、施術の特徴とダウンタイムの経過を紹介します。
涙袋(目の下)ヒアルロン酸注射の特徴と経過
下まぶたにヒアルロン酸注入をして涙袋をつくると、お顔全体に立体感が出て、華やかな印象になり、目を大きく見せることができます。
目の下は皮膚が薄く、むくみや内出血が起こりやすい部位です。
むくみが強いと、施術直後より涙袋が大きくなったりします。むくみは3日~1週間程度かけてゆっくりと引いていきますが、
内出血は消えるまでに2週間程度かかるでしょう。
唇ヒアルロン酸注射の特徴と経過
唇ヒアルロン酸注入は、唇のボリュームアップやバランス調整ができ、M字型やアヒル口など好みのリップデザインに形成することもできます。
唇はほかの部位と比べて、とても薄くてデリケートです。針を刺す際や注入時に痛みを感じやすく、
腫れや赤みは直後から出て、施術後2~3日程度続くでしょう。内出血が引くには1週間程度かかります。
鼻ヒアルロン酸注射の特徴と経過
鼻ヒアルロン酸注入は、鼻筋や小鼻の横にヒアルロン酸を注入して鼻のラインを高くしたり、
小鼻のへこみをなくしたりしてくっきりした華やかな顔立ちをつくります。
しっかりと形をつくるために、鼻には硬いヒアルロン酸を注入します。硬いヒアルロン酸のため馴染むのに時間がかかり、
数日間は痛みや違和感が生じやすいでしょう。また、内出血が引くには1週間程度かかります。
ほうれい線・頬ヒアルロン酸注射の特徴と経過
ほうれい線や頬にヒアルロン酸を注入すると、ボリューム不足による頬のコケやほうれい線を薄くできます。
ほうれい線への注入は、施術後1~2日程度は腫れや内出血が生じることがあります。
施術直後は注入部を触ると硬さを感じますが、ヒアルロン酸が肌になじむと元の柔らかさに戻るでしょう。
あごヒアルロン酸注射後の特徴と経過
あご先へのヒアルロン酸注入は、横顔のバランスを整えることができます。
あごに少しボリュームを加えて前に出すと、口元をスッキリ見せることができ、フェイスラインがシャープになります。
あごに使うのも硬いヒアルロン酸のため、施術後数日間は痛みや腫れ、違和感が生じやすいでしょう。
内出血が起きると他の部位より症状が強く出やすく長引きやすいです。とはいえ、ほとんどの場合メイクで隠せるでしょう。
額ヒアルロン酸注射後の特徴と経過
額へのヒアルロン酸注射は、骨ばった額やこめかみにふっくらと丸みを持たせて、若々しさや女性らしさを感じられます。
額には血管や神経がたくさん通っていて、腫れや内出血が生じやすい部位です。
また、骨膜下という深い層に注入するため、さらに腫れやむくみが出やすくなります。
場合によっては腫れやむくみが下がって、まぶたまで腫れてくることも稀にあります。
そうなると、ダウンタイムは2週間程度かかります。
また、髪の生え際に痺れのような症状が出ることが稀にあります。こちらは数ヶ月の経過でなくなっていくでしょう。
初回が一番ダウンタイムが出やすく、2回目以降はほとんどダウンタイムが出ないことが多いです。
まとめ
ヒアルロン酸注射はダウンタイムが短く、気にならないことがほとんどですが、症状の程度や経過には個人差があります。
高い技術力を持った医師であれば、仕上がりはもちろんのこと、ダウンタイム中の症状を軽く抑えることもできます。
アポロンクリニックの院長は女医です。女性ならではの視点を持ち、
仕上がりだけでなくダウンタイム中の経過にも配慮した施術を行っております。
ダウンタイムを気にせずヒアルロン酸注射を受けられる宇都宮の美容外科・美容皮膚科をお探しならアポロンクリニックへ。
記事監修 アポロンクリニック院長 和田真梨子